身近な自治の多様な可能性と多大な潜在力が地域を再生させる!「規模の拡大」に突き進んできた中で見落されがちな近隣の小さな自治。ネオ・トクヴィリアンを自認する著者が近隣社会の足元を見据え、開かれた民主政への方策を論じる。
近隣自治(ネイバーフッド・ガヴァナンス)についての初の総合的研究!
「本書は、内外を通じ「近隣自治」に関する理論的な研究蓄積の乏しい中で、試論的ながらも、「近隣自治」について初めて総合的な社会科学的考察を加えたものであるが、いまだ論理展開の不十分なところも少なくないと思われる。おおかたの批判を待たなければならないが、筆者としては、トクヴィルの思想を範としながら、先学の教示を得て、今後さらに研究を深めていくことができれば幸であると考えている。」(はじめに より)